2016年 02月 07日

今週のホイホイ(1)

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 毎日、長ったらしく書いているのに、それでも、あっ、しまった、書き落として
しまったと後悔するときがある。書き直すのもなんだし、先に立たなかった後悔を
取り戻そうというので、"今週のホイホイ"という枠を考えてみた。
 いうまでもないが、"補遺"のだじゃれです。

 昨日2016/02/06だったら、終りのほう、"駄ブログ"ではなく、"のらブログ"
のほうが楽しかったな。のら犬、のら猫、のらくら...ビートニクな響きさえ聴き
取れるじゃないか。

 小林信彦『<超>読書法』では、"バナナ・リパブリック"から、高田賢三が
最初ブランド名を"ジャングル・ジャップ"にしたが、日本人から大非難され
(かなりなものだったと覚えている)、"ジャップ"にそんな意味があるとは
知らなかったと謝罪、"KENZO"になったことを思い出したのに、書き忘れた。

 たしか、「"ジャップ"ってかわいい響きだったからつけた」とか釈明して
いたが、1939年生まれの男が"ジャップ"の意味を知らないとは、その当時、
若い女だったわたしにも信じられない理由づけだった。

 まあ、ファッション関係には意想外に、ファッションのことしか知らない、
非常識の人がいたりするけれど、"バナナ・リパブリック"に込められた自嘲
から"ジャングル・ジャップ"をふりかえると、白人国フランスで、東洋人が
デザイナーをやることの困難、妨害、人種差別、いろいろあったことだろうし、
開き直って"ジャングル・ジャップ"と宣言しようとした、という解釈も成り立つ。

 残念ながら、白人コンプレックス(今とは少しちがうが)国・日本の人々には
そのアイロニーは伝わらず、めんどくさいからネーミングを撤回したのかもしれ
ないとも考えられる。

 今とは少しちがうコンプレックス、というのは、1970年代くらいまでの
日本国では、先進・白人国家に追いつき追い越さねばという、明治維新以来
の宿願・悲願が根強く、敗戦の屈辱的記憶(1945年から、まだ25年。三島
の死は1970年。)を刺激する"ジャップ"なんぞ、アイロニカルとは言え、
心平らかに口に出せるジャップは少数だったのだ。聞いただけで頭に血が上る
手合いが、ぞろぞろいた。

 そのころtwitterがあろうものなら、この国賊がと、KENZOブティックの
焼討ちくらい起りかねず、今は体力がないから、webで匿名の罵詈雑言。
 どのみち、気弱で威丈高なジャップの行動パターンである。気が小さく、
自分に自信がないから、弱いものいじめしか、憂さを晴らす方法がない
のだろう。経済成長からバブル経済、その崩壊と時を経ても、お金にしか
自信の根拠がないので、不況下ではいつも足の引っぱり合いだ。デマにも
煽動にももちろん弱い。肝腎なことをすぐ忘れて、目先の更新について行く。

 甘利明をあのまま放っておいて、着物姿のジャポニカ野郎・高鳥修一
(なになに、安倍晋三の手下で極右ですって!)は、さっさとサインし、
TVの前の善男善女だか普通の人々だかは、投げ与えられた清原・覚醒剤
事件に興味を持つよう、仕向けられていることにすら、不満はないようだ。
 亡国の風景だと、非国民のあたしに思われるようでは、ほんとに末世なの
だろう。





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by byogakudo | 2016-02-07 20:18 | 読書ノート | Comments(0)


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