2016年 05月 12日

楠森總一郎「ジップジャズあるいは眼球譚」展に行く

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 晴れて日射しの強い乾いた午後、恵比寿着。渋谷川沿い、東三丁目の
個人住宅の残る界隈を少し歩いた後、ギャラリーまぁるへ向かう。

 緑陰のテラスで楠森氏たちが歓談されている。挨拶してギャラリーへ。

 真ん中に人形作家、中村淳子さんの JUNX doll(下の写真)が集合。
左右の壁面は、(大まかにいえば)左側がデイヴィッド・ボウイー追悼、
右側にマーク・ボラン追悼、死者たちへの思いが正面で収束するような
構成だ。

 もう少し細かくいえば、入って左すぐの芳名帳のある卓の小さなバタイユ像
から始まり、スプーン、ボウイー "Blackstar" マークの記された手書きのノート
(バタイユやブルトンの再読、シュルレアリスム再考などなど)、COSMOS
FACTORY
、写真上の十年くらい前に(?)描き、気がついたら Bowie の肖像画
だった作品(少し描き足す)、同じく墨を用いた絵画と続き、手を描いた小品で
左壁面が終わる。

 (入って)正面の壁面が始まる。
 左端、骸骨の下には手書きのノート。正面の壁のほとんどがサムホール判の
デッサンで覆われる。一列が何枚だったか数え忘れたが、数段並んでいると
自ずとリズムとメロディが発生する。

 右壁面の左端はマーク・ボランの肖像とTシャツ、右壁・中央は小ぶりの風景画
や肖像画が祭壇のように配置される。
 さらに右、前の展覧会で見た大きな女性像には薄い目隠しが描き加えられ、彼女
の周囲を飛ぶ蝶とともに、死(者への追悼)と再生を思わせる。
 最後に双魚宮、ブルトンの肖像画でもあろう。

 入って右側、ジップジャズのかわいいトートバッグなど。

 ノートしなかったので書き落としがあるだろうが、こんな光景だった。

 日射しが弱まったころ、入口のテラスで楠森總一郎氏、中村淳子さんと
おしゃべりする。テラスに樹々の緑がうつくしく、風が通ってゆく。
 いい展覧会だった。

 楠森總一郎「ジップジャズあるいは眼球譚」展は5月15日(日曜日)まで。
 なお、14日(土曜日)午後5時からスーン・キム・ライヴ。





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by byogakudo | 2016-05-12 22:06 | アート | Comments(0)


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