2016年 05月 21日

川本三郎『ハリウッドの黄金時代』再読・読了

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 写真は5月3日に通りがかったS外科。

 2012年9月18日のH眼科といい、1970年くらいまでの
個人病院建築は、すてきだ。70年では大学病院は、たんに
よくある(あった)近代ビルの一種だが、個人病院には、
より親密な近代性が発揮されている。いまの目で見ても、
瀟洒で清潔感があって新鮮。うつくしいと思う。

 なつかしく、川本三郎『ハリウッドの黄金時代』を再読。スター・
ゴシップによるハリウッド史だが、取り上げられるスターたちが、
アラン・ラッド、エヴァ・ガードナー、シュトロハイム、ベティ・
デイヴィス、ラナ・ターナー、メイ・ウエスト、ケーリー・グラント、
グロリア・スワンソン、リタ・ヘイワース、ゲーリー・クーパー、
というラインナップだ。

 大文字のスター(というより、やや古風に"スタア"表記しても
よさそう)ではあるが、選択に偏差を感じさせ、対象に向かう
筆致はやさしく、うるおいがある(しめっている、と書きかけた)。

 この種の本は、やはり『ハリウッド・バビロン』に尽きるのでは
ないかしら。あれ以上の欲望の歴史は書けないだろう。

 すべての家庭にトリュフォー『ヒッチコック映画術』とケネス・
アンガー『ハリウッド・バビロン』を常備! というのが古本屋
時代の悲願だった。

     (川本三郎『ハリウッドの黄金時代』 中公文庫 1989初 J)





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by byogakudo | 2016-05-21 20:12 | 読書ノート | Comments(0)


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