2016年 06月 29日

銀座レトロギャラリーMUSEEへ

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 写真は近所で。落ち着いた、堂々としてる猫。

 梅雨の晴れ間をぬう。今日から銀座レトロギャラリーMUSEEで、
古い茅ヶ崎の洋館をモチーフにした絵画展があるので。

 丸ノ内線・銀座駅から左斜めに歩く。平日の午後でも、銀座はひとが多い。
日本の人口は東京や大都市圏に集中している。他の街は知らないが、東京
の中でも過密と過疎に分離しているのではないかしら。人気(ひとけ)の薄い
住宅地からやってきたので、よけい、そう感じるのかもかもしれない。

 先だっての「旅するルイ・ヴィトン展」のおかげでハイ・ブランドに対する
偏見は少し解消されたけれど、大通りをずらりと占拠するブランド旗艦店を
見ると、銀座は、と言わず東京は、だろうか、あるいは街が、大きな駅ビルの
一種になり果てたかのようにも感じる。センスの良し悪しはあるが。
 個人商店みたような在りようは、もはや許されない。商業活動といわず生産
活動はすべて(再生産の準備である消費行為も)、大企業のヒエラルキーの
下に展開すること、と宣告されているかのように。

 大通りからひとつ入った、中くらいの幅の道沿い。60~70年代造のビルから
テナントが撤退している。見捨てられたビルが銀座のあちこちで取り壊される
のを待つ。

 そんな風景の中に、銀座レトロギャラリーMUSEEが当たり前の顔して残って
いる。ほんとは奇蹟なのに、さりげなく。

 1930年代のビルの中で、1899年に建てられたサナトリウム「南湖院(なんこ
いん)」を描いた展覧会が開かれる。平下 英理 展 「忘れえぬ景色」だ。
 時間のずれ、空間のずれ(銀座と茅ヶ崎)、二重の記憶のずれと重なりが
体験できる。記憶について考える展覧会だ。
 7月3日(日)まで開催。





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by byogakudo | 2016-06-29 22:25 | アート | Comments(0)


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