猫額洞の日々

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2016年 07月 12日

芸能人に人権はある

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 スターや芸能人である以前に、彼/彼女はひとりの人間であるから、
わたしたち大衆と同じように基本的人権を保証さるべきだ。人気スター
として注目を集め、お金を稼いでいる(税金もどっさり払ってる)から、
なにかスキャンダル__大抵は私生活上の何やらで、当人や家族以外の、
わたしたち自身とはまったく無関係なできごと__があれば、パンチング
ボール替わりにしてかまわない、非難の飛礫を浴びせて当然、とするような
風潮は貧しく、みっともなく、はずかしい。

 芸能人という名の他者の人権を、ないものとして、彼らを玩具にする権利
なぞ、誰も持っていない。あるときは褒めそやし、一旦緩急あらば(大した
緩急じゃないって)罵詈雑言を浴びせかけてよい存在なぞ、あるものか。

 でも、芸能人=おもちゃ視・視点は、徳川期に芸能者が河原乞食扱いされて
いたことが、今でも尾を引いている一例なのだろうか? 
 歌舞伎は明治帝の天覧以来、ステイタス(?)を上げて上流芸能者になった
ので他の芸能部門は関係ない、どうでもいいのかしら? だけど、アダチ龍光も
円生も天覧パフォーマンスしているのだけれど、それが日本の演芸界・芸能界
全般の階級上昇には関係してない、相変わらずのインディーズ路線のようである。

 そこで、石田純一。TVをあまり見ないので、演技者としての彼を知らないが、
芸能人が政治的姿勢を明らかにすると、生意気(!)だと非難され、馬鹿にされ、
否定される、足の引っぱり合いが当たり前みたような日本国で、個人としての
意見表明をするのは、どんなに大変なことだろうかと、想像するだけでも
エネルギーを使い果たしそうだ。

 ああ、彼が安倍晋三・独裁政権に組みするような発言をしていれば、ひどい目
には遭わないですむ。自民党に可愛がられて(書いてて気色悪い!)、
 「知名度を活かして参院選に出ないかい?」
 「はい、お受けします」だったら、ひどい目に遭うどころかTV局に暗黙の命令
して注目させ、知名度をさらに拡大して当選させる。
 そういう次第で、
<憲法改正について、どのように考えているのか。[略]
 自分は新人だから党にしたがうとしたうえで、「納得しています」と語って>
(東京新聞2016/07/12朝刊29面)いるような男が、東京選挙区の自民党から
立候補して当選する。彼が自民党の憲法草案を読んだうえで"納得して"いるのか、
疑問だけれど。

 芸能人が芸能活動をしながら一市民としての(いわゆる)政治的意見表明を
するのが、早く、当たり前のことと認められる社会に、日本が成熟して行き
ますように。


 祈りの集団の"家"に生まれたり、結婚相手がそうだったので、基本的人権が
制限される人々のことは、どうすればよいだろう。





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by byogakudo | 2016-07-12 22:11 | 雑録 | Comments(0)


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