猫額洞の日々

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2016年 09月 07日

光格子時計とあと一、二件

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 写真は、Coffee ヤマ全景。

 8月29日付け東京新聞4面で読んだ光格子時計の話が面白かった。
 『ざっくりいうと』という概説の概説みたような欄があって、

<標高が高い→重力が小さい→時間の進み方が早い。
 標高が低い→重力が大きい→時間の進み方がゆっくり。>
という図入りの説明がしてある。

 より詳しいことは、時計の概念を巻き直す「光格子時計」で読める。
 
 たとえばトリスタンと呼ばれる一個体が、地面に横たわるという
形で一空間を占めるとする。地続きではあるが別の一空間である
隣の地面にイズーなる別の一個体が横たわると、それぞれの空間
には時差が生じる。
 厳密な意味で、彼らが同じ時間を過ごすことは不可能なので、
ふたりの間に剣を置く必要なんてなかったのだ。恋人たちが一体化
することなぞ、かくて不可能である...。

 もう一件、たしか東京新聞で読んで面白かった記事があるのだが、
紙面を取っとかなかった。うろ覚えで書いておこう。

 データ分析の話になるのかなあ? "隣接する"場合の条件を変えて
ゆくことで、どんな組み合わせが出てくるかを調査するような話__
読んだ本人がよく把握してなかったので、ちゃんと伝えられないが。

 たとえば東京都と埼玉県とは行政的にここまでは東京都、ここからは
埼玉県、という具合に分かれて隣り合っているが、こういう分け方では
ない、別の隣り合い方が考えられないか、といったような話で、つまり
新たなジャンル分けの開発、だったかな?
 どうもビッグデータ解析とか商業的に使われることに向かいそうな話
にも思えたが、ジャンルの再編成という点で面白かったし、十分なデータ
が得られれば、この隣接分類法を使って、(起きてはならないことだが)
原発事故があったときの最適・避難ルートも考察できるのではないか。
 何を言ってんだか、ともかく書いておく。

 BIにマイナス金利に、ヘリコプター・マネーやらと読んでいると、
貨幣経済というフィクションをベースにした資本主義というフィク
ションが、いよいよメタフィクション・レヴェルに到ったのかしら。
 物語の前提を、もう誰も信用してないのに、物語だけが上滑り
してゆく世界。





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by byogakudo | 2016-09-07 21:45 | 雑録 | Comments(2)
Commented by saheizi-inokori at 2016-09-08 10:02
どちらの記事も見落としました。
おもしろそう。
Commented by byogakudo at 2016-09-08 16:00
面白かった記事は、夜寝る前に引き抜いておかないと
だめですね。


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