猫額洞の日々

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2016年 09月 15日

(5)小畑貴一・田辺友貴 編『不死蝶 岸田森』読了

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~9月14日より続く

 ピーター・オトゥールとテレンス・スタンプ主演映画をTVで放映
するとき、日本語版吹き替えは岸田森だったそうで、なるほどと思う。 

 岸田森はスターではあったけれど、日本なので傍役のスターだ。
ピーター・オトゥールやテレンス・スタンプは主役スターなのに。
 マイナー性向のある役者がスターになれる風土と、そうじゃない
風土との決定的なちがい。日本では土臭さがないと大衆の視線を
受け止めきれないと判断される(誰によって?)ので、都会的で
癖のある役者は、マイナーの位置に留まる。

 『第四章 回想録』『黒澤正義(俳優)
俳優としての師』より引用。黒澤正義は勝アカデミーで岸田森に学び、
内弟子みたように付いていた。

< ぽつりと言ったことを覚えているんですけど、『サンバルカン』
 やったりとか『火曜サスペンス』とか時代劇とかいろんなところへ
 行くわけじゃないですか。「やっぱり主役さんはいいよなあ」と言う
 んですよ。どうしてですか、と聞くと「同じところでずっとできるだろ」
 って。「あっち行ったりこっち行ったり、結構つらいよ」って言ってた
 ことがあります。>(p343)

     (小畑貴一・田辺友貴 編『不死蝶 岸田森』
     ワイズ出版映画文庫13 2016初 帯 J)

 ワイズ出版映画文庫から、成田三樹夫・追悼本、出してくれない
だろうか。関係者が存命中に編集して。





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by byogakudo | 2016-09-15 21:29 | 読書ノート | Comments(0)


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