猫額洞の日々

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2016年 09月 17日

銀座で写真展3カ所を廻る

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 写真展3カ所はきついかもしれないが、銀座に出る。大通りは
ひとが多いし退屈なので、できるだけ内側に入りながら昭和通り
方向へ歩く。銀座レトロギャラリーMUSSEの企画展「アール・
デコの時代 古写真で垣間見る1920-30
」に行こうとしている。

 昭和通りを超えて銀座1丁目辺り、新富町が近いこの辺りは、
1ブロックを占拠する大ブランド・ビルに浸食されてない、銀座
らしい銀座、自営業の銀座が残っている。(銀座はもう1丁目か
8丁目寄りにしかないのではないか。)

 そんな界隈にミモザ喫茶店があった。路面店なのに、半地下の
ような感じがするのは、低めのドアや天井のせいかしら。初めて
入ったここも、なつかしい喫茶店だ。女性店主の声質に、望月典子嬢
を思い出す。ある時代の東京の働く女性たちから聞かれる、張りが
あって甘く、しゃんとした声だ。

 「昭和39(1964)年からやっています。9月21日で52周年
なんですよ。この辺も小さなお店がたくさんあったのに、バブル
経済のとき、たたんでしまわれたところが多くって」
__東京物語、銀座物語を伺うために、ミモザとヤマを再訪しよう。

 銀座レトロギャラリーMUSSE。今回は1、2階を使った展示である。
ほっそりしたアール・デコ調の額も気持よい、ベレニス・アボットの
写真・25点を見て廻る。
 グレイハウンド・バスのターミナルって、こんな風だったのか。
 (近代の悪口を言うけれど)高速道路のフォルム、好き。
 橋の形は、架け替えがない限り変わらないから、いいな...。
 
 1931年竣工の銀座のビルで、1920-30年代に撮られたニューヨーク
風景を見る。ビルの中で、時間(1920-30年代と2010年代)と空間
(銀座とニューヨーク)が自在に交錯し、溶け合う。なんてゴージャス。
建築は時間の器だ。

 銀座レトロギャラリーMUSSEの川崎氏は、建築が好きなので、
これからも建築関連の企画展をやっていきたいと、仰っている。
 ぜひ!

     (アール・デコの時代 古写真で垣間見る1920-30
     @銀座レトロギャラリーMUSSE 9月25日・日曜日まで)

 廣瀬忠司氏が1点出しているツァイトフォトサロンの前に、奥野ビル
(銀座アパートメント)へ。313号室「中松商店」の「木村伊兵衛、花
その他」を見に行く。dailysumus2で知って、行きたかった。連休初日
だからか、ビル内がややラッシュ気味。

 『玄関先のはち植えのツバキ』も、お庭(?)に置かれた『贈られた
バラの花束』もすてき。
 2月にあった「木村伊兵衛、窓からの」展、小冊子を買う。

 ツァイト・フォト・サロンへ。どっさりあるが、30番の花が廣瀬忠司氏、
40番の風景写真は、やはり尾仲浩二氏。
 他では、5番・小野祐次、26番のルイジ・ギッリ、に目が行った。

     (「友人作家が集う - 石原悦郎追悼展 “ Le bal ” 」
     Part1 - maestoso  9月3日(土) - 10月5日(水)
     @ツァイト・フォト・サロン)

 銀座は周縁に存在する。





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by byogakudo | 2016-09-17 22:16 | アート | Comments(0)


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