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猫額洞の日々

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2016年 12月 16日

(1)桑原弘明展~『タテイチクロワク 尾仲浩二写真展』~喫茶 ミモザ

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 失った猫の空白が埋まらない。ひと月経ってますます空白が拡大する。
今週は気をつかう用事が続き、神経がささくれ気味でもある。だから(?)、
冷え込んでいるけれど銀座に出かける。

 地下鉄・京橋、下車。
 まず、GALLERY TSUBAKIでの桑原弘明展。小さな穴から覗き見る光景の
大きさ、精密さに圧倒される。今回は4点の展示だが、ひとつずつが見る行為に
集中させる作品(1点でも、目と脳が処理しきれないくらいの情報量)なので、
4点で疲れ果てる。
 岩窟の青空が好きだ。丸みを帯びた岩窟の荒れた岩肌、その下部には十字架
の上端とキリストの頭が少し見える、そして岩窟の上方に開いた穴から、究極の
青空がキリストの昇天を待つ。
 文 巌谷國士/作品 桑原弘明『スコープ少年の不思議な旅』(パロル社 2006年
第2刷 帯 J)を買う。

 次は銀座一丁目、奥野ビル...あれっ、見当らない。1ブロックを一周して、
やっと外装工事中のネットに覆われた奥野ビルに到着。313号室、中松商店
での『タテイチクロワク 尾仲浩二写真展』
 小さな空間と小ぶりな作品サイズとが呼応し合う写真展だ。小型のフランス装
写真集がすてきなので買う。

 奥野ビル1階、入ってすぐ左手に骨董店がある。以前通ったときも(↑写真の)
猫の置物に目を奪われた。今回は勇を鼓して入ってみる。
 Y'sARTS。目眩くオブジェ群だ。おそらく生まれて初めて、暖かい懐を持って
ないことを悲しむ。

 銀座に来たら、喫茶 ミモザで休もう。わたしたちが"東の東京・三大喫茶店"
と呼ぶ喫茶店のひとつだ。もう二つは、新日本橋のラフレッサ下谷神社近くの
COFFEE ヤマ
。(同じ好みの方もいらっしゃるなあ。)
 ミモザのマダムはいつものように優しく丁寧に、
 「風が冷たくなりましたから、お気をつけてお帰りください」。
 





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by byogakudo | 2016-12-16 21:24 | アート | Comments(0)


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