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2017年 01月 10日

猫がいない

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 写真はSがひとりで歩いていたときに会った猫。「ひさしぶりじゃーん!」
と近寄ってきたそうです。初めて会ったのに。


 生後ひと月でうちに来て21年3ヶ月、一緒に暮した雌猫・Nim(ニム)を
失って2ヶ月近い。猫がいないので、やらなくなった日常の動作・習慣を
書いておこう。いずれ忘れそうだから。

 夜寝る前に、椅子を食卓に近づけなくなった。
 Nimはヒトと同じテーブルで水を飲む習慣があり、食卓には彼女用の
丈の低いグラスがあった。新鮮な水でないと、椅子から卓に上がって
こちらの顔を見ては、替えろと催促する。床置きした餌の隣にも置いて
あるのだが、同じ卓を囲むのが好きだったのだろう。
 ただ、最晩年にはジャンプ力が落ちたので、少しでも椅子が卓から遠いと
諦めて降りる。あわてて椅子を近づけてやる。だから寝る前には、椅子の
位置をチェックしていた。

 横になっても左側にNimがいない。枕の横に、彼女のための小さな寝床
__薄手膝掛け毛布をたたんで敷き、枕になるよう端を折り曲げて少し
高くしてあるが、結局わたしの枕に頭を乗せる__があったが、わたしが
来るまで彼女はそこで寝ている。

 やっとわたしが来る。しばらくすると入れ替わるように、Nimはベッドを
降り、食卓のある部屋に行く。3脚ある椅子のひとつが彼女ので、ここにも
薄手ブランケットがある。夏場はタオルケット。

 前の部屋のときはSの側にいた。その頃も、しばらくするとベッドの足下、
自分の椅子に行き、当時は自力で寝床を作っていた。
 二つ折りして更に二つ折りした膝掛け毛布の間にもぐり込み、内部から
引っぱって外気が入らないよう、封をするみたいに整える。外から見ると
柏餅風、あるいはモスラ様の塊になって寝ていた。

 引越してから、わたしの側になったのは、縦長の窓に近いからだろう。
窓が好きというより、窓を開けるためのハンドルに頤をこすりつけるのが
気持いいから、だったのだろう。

 いまの引出し付きベッドはマットレスも厚く、かなり高い。ジャンプする
のが難しくなってから、Nimは椅子だけで寝るようになった。ベッドから
彼女が飛び降りるとき、邪魔にならないよう、スリッパはできるだけ頭近く
に脱いでいたが、それも気にしなくなった。

 書いていると、いろいろ思い出す。





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by byogakudo | 2017-01-10 18:14 | 雑録 | Comments(3)
Commented by saheizi-inokori at 2017-01-11 10:53
今は元気な我が家の犬を撫でながら、こいつがいなくなったらどうしようと考えることがあります。
若い人に話したら、ペットロスにならないように今のうちからもう一頭飼っている人も多いとか。
そんなことしたら悲しみも倍になるのになあ。
Commented by byogakudo at 2017-01-11 12:26
それに、どの犬も猫も、それぞれ違う存在なので、
"代り"ではないですし。
Commented by hiromi suzuki at 2017-01-12 01:01 x
ご挨拶遅くなりましたが、今年もよろくお願いいたします。Nimさん、亡くなってしまったのですね... 初めてNimさんに会った日のことを思い出して、いつもひとりで「エア撫で撫で」してました。もう一度、Nimさんに会いたかった...


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