2017年 01月 17日

(1)マイクル・イネス/桐藤ゆき子 訳『ある詩人への挽歌』再読中

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 むかし、我がミステリのお師匠さんが、
 「2冊買ってしまったから1冊要らないかね」ということで
入手、読了、店か通信販売かで売却した。

 これもさっぱり覚えていない。おぼろに浮かぶのは、終わりの
方で、お城の塔の天辺でぐるぐる廻るシーンがなかったっけ、
という儚さだ。事件の関係者の手記でストーリーを語っていく
『月長石』スタイルで書かれたミステリ、であることも忘れて
いたし、非常に新鮮な思いで再読を始めた。

 そうなのよ、この本とか、ジョン・ファウルズ『コレクター』にも
『テンペスト』への言及がなかったかしら? ミステリだけでなく
翻訳小説を読んでいると、よく、ミランダとかプロスペローとか
出てきて、いつかはちゃんと読まなくてはと、B・Oの108円棚で
ちくま文庫版/松岡和子 訳『テンペスト』を買ってある。あとは
読むだけ。

 また、この本を読んだおかげで、HPB『ハムレット復讐せよ』の
日本語訳のひどさ・読み辛さの理由が分ったような気がしたことも
思い出した。原文が、日本語になりにくい文体なのではないか、と
推量したのだ。
 国書刊行会版を未だ読んでないけれど。


     (マイクル・イネス/桐藤ゆき子 訳『ある詩人への挽歌』
     現代教養文庫 1994年初版2刷 帯 J)

1月20日に続く~





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by byogakudo | 2017-01-17 20:21 | 読書ノート | Comments(0)


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