2017年 02月 25日
今日は西荻窪に行くんだ。銀盛会館1Fで今日・明日の2日間 開かれる、「古本屋ツアー・イン・ジャパンの大放出古本市」 に行こうと、数日前から決めていた。 11am開場と知っていても、出足は相変わらず遅い。バス停・ 宮前何丁目かで降りて住宅地を歩き、着いたのが2:30pmころ だろうか。会場内は潮が一度引いた後の空気がするが、それでも 数名、熱心に平台を覗いている。なつかしい古書展会場の空気 である。わたし(たち)も台に張りつく。 古書展でも古書店でも他人が目に入らなくなるので、Sの動向は よく知らないが、彼は単行本の棚をまず見たようだ。 わたしが身体を深く折り、平台に接触せんばかりに覗き込む__ 文庫本の背から15cm辺りまで近づかないとタイトルが読めない__ ので、文庫は後で見ようと思ったのかもしれない。 イスレール・ザングウィル『ボウ町の怪事件』(創元推理文庫 1961年5版 裸本)、 リチャード・マイルス『雨にぬれた舗道』(角川文庫 1970再 裸本)、 アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』(ハヤカワ文庫 2008初 J)、 佐々木邦『おてんば娘』(春陽文庫 1968年18刷 J)、 光瀬龍『明治残侠探偵帖』(徳間文庫 1983初 J)、 谷崎潤一郎『美食倶楽部』(ちくま文庫 1989初 帯 J)、 ハーバート・ブリーン『夜の闇のように』(HPB 1957年)、 ノエル・カレフ『その子を殺すな』(創元社 1959年・普及版初)、 邦枝完二『瓦斯燈時代』(朝日文化手帖 1954初)、 畑中章宏『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書 2011初 帯 J)、 今和次郎『働く人の家』(相模書房 1947初)、 『[普及版]土方巽全集 1』(河出書房新社 2005年普及版初)、 『土方巽を幻視する』(愛知県文化情報センター 1997年)。 全13点。平台を覗き込む姿勢は、どうしても古書展に通っていた ころを思い出させる。著者名とタイトルを書いていると、ホームページ の新着欄を作っていた時代を想起させる。思わず、本の状態まで書き そうになる。 古本屋気(け)は、ほぼ抜けているので、読みたい本、持っていたいもの しか手にしないけれど、久しぶりに、五反田・古書展1Fでの熱中に近い 状態だった。 古本屋ツアー・イン・ジャパンの小山さん、どうもありがとう! 楽しかったです。 呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/
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by byogakudo
| 2017-02-25 21:39
| 雑録
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