猫額洞の日々

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2017年 03月 01日

(1)ハーバート・ブリーン/森郁夫 訳『夜の闇のように』を読み出す

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 写真は善福寺川緑地で。緑地に面して少し高くなったところに
建つ家の柵に、大きめの鳥が留まっていた。下の地面からは手が
届かない距離にいると分かっているので(?)、落ち着いてこちら
を見ていた。雀なんかだと、それでもすぐに飛び立つのだろうが。
 なんという種類の鳥かしら?

 
 久しぶりにハーバート・ブリーン。前作『ワイルダー一家の失踪』
(2005年11月19日2005年11月20日2005年11月22日)に続く
話らしいが、そして『ワイルダー一家』の題名に覚えはあるが、
どんな話だったか。
 自分のブログを読み返してみても、何ら情報は得られず、ただ、
ハーバート・ブリーンの翻訳では、訳語がやたらと気にかかるのが
分かる。
 そこらで面白がるしかない、ということなのか。

 今回も、
<無所属の(フリー・ランス)写真家兼報道記者>
<構成(レイ・アウト)の最後の瞬間における変更>(p11上下段)、
<「スカッチ・オン・ザ・ロックスを頼むぜ、ジョー」>
<ウィンザー椅子(十八世紀頃用いられていた繊細な感じの椅子)>
<くすんだ渋い色のスカッチ>(p12上下段)などなどを味わって読む。
 
 あらすじを書くといっても、主人公がクリーヴランドの大学生時代
に知っていた女の子の叔父さんが、ニューヨークのホテルの26階から
落ちて死んだ記事を目にする。彼女も同じホテルに泊まっている。
 ショックを受けている彼女の役に立てないかと、主人公がホテルを
訪れる。

 しかし、その日の夕方、叔父さんが死んだのに、彼女は故郷の親戚に
連絡しないのかしら? それは警察に任せてあるのかしら?
 呆然として夕飯を忘れていたのは分かる。彼が誘ってくれて、ようやく、
お茶を飲んで気を落ち着けようとしたのも、いい。しかし、レストランで
彼に声をかけて来たショービジネス界の連中につき合って、催眠術の実験
を見に行くという展開である。
 いくら、
<「あたくしにしたって、気分を転換してみたいのよ」>(p22上段)
ったって、無理な展開ではないだろうか?

     (ハーバート・ブリーン/森郁夫 訳『夜の闇のように』
     HPB 1957年5月15日刊)

3月2日に続く~

呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/

 共謀罪は目の細かな大きな投網である。政治家稼業の連中は、
政敵から投げられた投網に引っかかって、獄舎につながれる
可能性を想像できないのか。自分の属する政党が、いつなんどき、
犯罪組織と見なされるか、分かったものではない。政敵に寝首を
かかれることが起り得る法律だと、分からないのだろうか?





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by byogakudo | 2017-03-01 21:24 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by harusan at 2017-03-02 09:10 x
善福寺川の鳥はヒヨドリだと思います。
Commented by byogakudo at 2017-03-02 19:49
どうもありがとうございます!


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