2017年 03月 02日

(2)ハーバート・ブリーン/森郁夫 訳『夜の闇のように』読了

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~3月1日より続く

 『夜の闇のように』の発表年が1949年、翻訳が1957年。
 ミッキー・スピレーンなどが流行っていた時代(?)にディク
スン・カー風の怪奇趣味やホームズ張りの推理論証を、風俗小説
まぶしで描いた、のかなあ?
 あか抜けない進行ぶりで困ったものだけれど、そういうときは、
どうでもよさそうな箇所に目を遣ればいい。

 日本語訳での脚注も多いし詳しいが、原註の詳しさは見物(みもの)、
いや、読物だ。

<「それからローマ風スピエディノときたら......」(原註*)>
(p149下段)
 この説明がp159上段の端から下段全部まで、本文の字体の半分
くらいの大きさで記される。

< これはイタリア料理のうちで最も美味なものであるが、欧州大陸の
 料理の書物には、稀にしか記載されていない。作り方が極めて簡単な
 料理であるだけに、残念なことであると思う。次に、ニューヨークの
 レストラン<デル・ベツォ>で調理している方法を述べておこう。>
(p159下段)と、調理方法が書かれている。

 いま"ローマ風スピエディノ"で検索したら、やはり同じ箇所に目を留めた
方がいらっしゃるようだ(ホームズ・ドイル・古本 片々録 by ひろ坊)。

 それでは、日本語訳での原音主義を__
<「私はコンソリデイテッド・ユアラピーアン自動車会社のスレッジです。」>
(p88下段)
 いまなら、"ヨーロピアン自動車会社"にするかしら?

<「あたしはカフマン(George Kaufman,1899__、現代アメリカの劇作家、
 批評家)の新作の初演を見に行くんだから」(p89上段)
 このジョージ・カウフマンって、『ハリウッド・バビロン』にも出てきた
劇作家だろう、たぶん。

 というわけで、今回もあらすじを紹介する気になれなかった。


     (ハーバート・ブリーン/森郁夫 訳『夜の闇のように』
     HPB 1957年5月15日刊)



呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/

 阿倍昭恵は電通ではシゴカれなかったのか? 社会見学気分で
就職したのか?

 「妻は私人です」と安倍晋三は言うけれど、
<十数人のスタッフを抱えていたローラ[注:ジュニア・ブッシュ]夫人に
 ならい、昭恵さんのために官邸内に専用の部屋が用意され、スタッフも
 数人いるらしい。>(今日付け「東京新聞」朝刊『特報欄』)

 ファーストレディごっこが好きでやっていたのなら、それなりに責任を
とるべきだろう。
 わたしは感じたままに行動して来ただけとか何とか思っているようなら、
みんなすぐ忘れちゃうんだから、嵐が過ぎ去るのを待っていればいいと
考えているようなら、大間違いだ。

 梟通信〜ホンの戯言2017年2月26日・追加ブログを再読すると、

<2015年9月4日 午前10時から12時 近畿財務局9階において
 近畿財務局と森友学園による売買・価格交渉を行う(http://dai.ly/x5d48xk)

 同日午後、安倍首相はテレビ出演のために大阪入り。
 安保法制の審議の真っ最中だったため鴻池参院特別委員長も
 「一国の首相としていかがなものか」と不快感を示す。>

 この鴻池・参院特別委員長が、今回の「森友学園」事件で、陳情を
受けたことを認めた、鴻池祥肇。

 2015年9月4日・午後の安倍晋三の行動記録は、どのように記されて
いるのだろう。美しい日本国の恒例によって、破棄されているのか。





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by byogakudo | 2017-03-02 21:50 | 読書ノート | Comments(0)


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