猫額洞の日々

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2017年 05月 18日

喫茶 ミモザ~中松商店で「柳沢信 冬と夏」~明治屋(2017/05/17)

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 昨日は銀座へ行った。銀座奥野ビル313号室、の中松商店で
「柳沢信 冬と夏」展が開かれているから(5月17日から30日
まで。13:00-18:00  休業日は20日のみ)。

 奥野ビルへ行く前にお昼を食べに喫茶 ミモザへ。ランチタイムなので
ほぼ満員だが入ってすぐのスツール席が開いていた。ソファ席の男性客が
帰られたので移動する。初めて入口近くに坐って、漫画棚のラインナップ
に気がついた。最初に出た版の岩明均『寄生獣』が揃っている!
 なつかしくて第一巻、冒頭を見る。やっぱりいいなあ。売っちゃったけど。

 いつも優しくてうつくしいマダムが、混んでいてごめんなさいと仰る。
 いいえ、ご繁盛、なによりです。銀座2丁目・ミモザや、東上野3丁目・
ヤマの客席が埋まっていると、客としても、とてもうれしい。東京にまだ、
きれいな心地よい場所が在って、愛されて続いているのだから。

 昭和通りを渡って奥野ビルへ。

 奥野ビルに入る前に、1階左手、Y's ARTSのショーウィンドーを見る。
猫の置物に見入る。この猫が好きでたまらない。ずうっと、このまま、
ここにいて、と願う。

 中松商店からのメールでは、
<ヴィンテージプリント5点、ポスター1点を展示販売。
 パンフレットを限定150部にて発行。>とのこと。

 オリジナル・プリントもポスターも買えないけれど、中松商店製
パンフレットなら買えそうと思ったのだが、今回のパンフレットも、
銀座ストライプと呼びたくなるような表紙で、すてきだ。

 313号室の小部屋を活かした展示も、かっこいい。写真3点は額装
して壁面に。2点は印画紙の端が自然に丸まることを使った展示方法。
 つまり、小箪笥の天板の周囲に木枠を取り付け、高さを上げる。天板上
に写真を置いて、木枠とぴったり同じサイズのガラス板で覆う。上から
眺めるボックスアート風である。

 壁面に掛けられた「文京区白山一丁目4」と住所が読める、1974年
発表の「今年の夏_東京」が好きだ。
 左右に木造二階建ての長屋(?)、右に「宇賀神商」まで読める看板、
左は「中仙 高橋鋸店」。間の坂道を上って消えてゆく(役者が舞台奥へ
と入っていくような気配を見せる)麦藁帽子の老人、横からやって来た
補助輪付き自転車の少年が撮られている。

 1979年頃のモノクローム・ポスター『都市の軌跡』(「信」のサイン入り)
は、モダーン・デザインが極まりきっている。写真の入れ方も文字の形も縦横
の配置も完璧。

     (「柳沢信 冬と夏」@銀座奥野ビル313号室 中松商店
     2017/05/17)

 余談だけれど、いったんピークを迎えると後の展開が困る。80年代以降の
デザインはバロック的に誇張するか、ゆるくほどけていく様をそのまま見せる
ことをもって表現と主張するかになる。ポストモダーンってことだろうが。
 でもデザインは時代とともに在るのだから、しょうがないか。
 それに30年も経てば、デザインは回顧される。1960年代や70年代のファッ
ションは、かっこいいと若いひとに受け入れ直されたが、80年代調の大仰な襟
や大きな肩幅に緊縛的ウェストの絞りなぞというスタイルが見直される日も来る、
のかなあ?

 室町方向へ歩き、京橋へ戻る。リニューアルされた明治屋で、マーマレードと
板チョコ。
 今でもうちの冷蔵庫には隙間が多いが、むかしは水道水の汲み置きと、それ
を飲むためのグラスが冷えているだけだった。ずいぶん人間らしい冷蔵庫に
なったなあと、チョコレートや入舟製・山椒昆布入りのタッパウェアを見る。



 丹生谷貴志氏のツイッターより__

<余談。誰もが知るように「分かり易い危機」への熱中は「分かり難い危機」
 からの殆ど”本能的な”逃避の動作である。「分かり易い危機」における
 ”言説”には決定的に「批評性」が欠落する・・・欠落、と言うより、
 正確には”廃棄”される。要は「批評の抹殺」・・・単純極まりない経緯・・・
 の、退屈さ>
(17:59 - 2017年5月17日
https://twitter.com/cbfn/status/865008877686763520)




呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/ 

 右側の人々は、共謀罪が自分の身に降りかかってくる可能性は
考えないのかしら。





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by byogakudo | 2017-05-18 16:46 | アート | Comments(0)


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