猫額洞の日々

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2017年 05月 21日

(1)遅々として荒畑寒村『寒村自伝』上巻1/2

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 最新刊の岩波文庫を見ていないけれど、どうして復刊・復刻するとき
に文字サイズを大きくしないんだろう? ジャケット付きの1999年9刷
で読んでいるが、文字は1975年1刷のまま、と思われる小ささだ。
 ややヤケの紙面と相俟って目が辛い。本の形態にしがみつくのは圧倒的
に老人が多いのに...。Kindleは目が楽な電子書籍と聞いたが、直接光は
やはり疲れるだろう。

 というのが表立った言い訳。なかなか進まないのは、もちろん、わたしの
基礎知識不足のせいだ。

 『第2章 週間『平民新聞』』には日露戦争当時の日本とロシアの状況説明
が続く。ロシア革命が起りかけているロシアと、労働運動が芽生えている
日本である。漠然としたイメージしか持ってないので、つっかえながら読む。
やっと菅野須賀子との恋が出てきた。

 矢野誠一『文人たちの寄席』で知り、いつか読みたい本リストに挙って
忘れていたのを、いまやっと読んでいる。リストは長い。いまや、読んだら
すぐ忘れるし、これ以上長生きすると、目が文字を追うだけで何を読んでる
のか分からない身体になりかねない恐怖がある。

 『文人たちの寄席』は、『梟通信〜ホンの戯言』2010年5月15日に簡約
紹介されています。

 で、『寒村自伝』では荒畑寒村の記憶のよさに驚かされる。幼少時に
見聞きした見世物や芸人たちについて、あるいは寺子屋式小学校について、
昨日のことのような鮮やかさで、細かく詳しく書かれている。

< 要するに、私の幼少のころはまだ多分に江戸時代の風俗がのこっていた
 ので、現に母や叔母も唐金(からかね)の鏡を用いて歯を染めたり、芝居の
 髪結新三(かみゆいしんざ)のように鬢(びん)だらいをさげた廻り床屋(どこや)
 に顔を剃らせたりしていた。何しろ憲法発布、国会開設の二年前に生まれた
 [注:1887=明治20年]のだもの、私の住んでいた世界が前資本主義時代の
 古色蒼然(そうぜん)たるのも当然であろう。>
(p34『遊廓という別世界』『第1章空想少年の生い立ち』)


     (荒畑寒村『寒村自伝』上巻 岩波文庫 1999年9刷 J)



 もうすぐ7pmだ。始まりだ。
<【いよいよ本日!!!!! EP-4 5・21 in Kyoto】本日京都快晴なり。
 当日券あります。19時開演。EP-4の代表曲を全く新しいアレンジで
 再構築、仲間アーティストたちを加えた複数名でのシームレス・
 セッション・スタイルの今年のEP-4。間違いなく刺激的になる
 はず! 続>
(18:56 - 2017年5月20日)




呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/

 <報道特集。共謀罪について亀石弁護士の指摘。「法案賛成の
 立場の人も他人事ではない。時代が変われば自分が少数者に
 なる可能性もある。自分が排除される側になるかもしれない。
 そういう危機感は今はないのかもしれない」。法律は一度出来ると
 長く存在し続けるのだし、十分考えられる話なんですけどね…>
(2:11 - 2017年5月20日)

 安倍首相の国会答弁 あまりに下品で不誠実で幼稚
(『松尾貴史のちょっと違和感』)





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by byogakudo | 2017-05-21 18:35 | 読書ノート | Comments(3)
Commented by saheizi-inokori at 2017-05-21 21:36
書いた本人が忘れていた本のことを思い出させてくれてありがとう。
寒村が出てくる民芸の劇、なんて言ったかなあ。
あの頃はテレビもスマホもないからほんとに大事な(自分にとって)情報だけが入ったのでしょう、それで記憶が鮮明なのだと思います。
読んだはしから忘れて行くほど本を読めなかったのでしょうし。
Commented by byogakudo at 2017-05-21 22:31
本のタイトルとブログ名を入れて自分が書いた筈の
記録を検索していると、つくづく"記憶の外注"してる
と思います。
ヒトという哺乳類は、ツールに頼る怠け者です。
少なくともわたくしの場合は。
Commented by saheizi-inokori at 2017-05-22 20:42
わたしこそ。


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