人気ブログランキング | 話題のタグを見る

猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2017年 06月 20日

D・M・ディヴァイン/野中千恵子 訳『兄の殺人者』読了

D・M・ディヴァイン/野中千恵子 訳『兄の殺人者』読了_e0030187_19354526.jpg












 やっとD・M・ディヴァインの第一作『兄の殺人者』を読んだ。
兄弟あるいは姉妹の物語というのが、彼のパターンらしい。

 ここでもいきなり、夜遅く、弟が兄から電話で呼びつけられる
シーンから始まる。
 二人は父から継いだ弁護士事務所を共同経営している(他に
血のつながりのない共同経営者もいる)。
 アグレッシヴでやり手の兄、誠実で従順な弟。霧の深い夜、
オフィスに着いた弟は、兄の死体を発見する。

 警察を呼ぶ。専制君主的な兄だけが開閉していた金庫から、
兄が脅迫をしていた証拠に見えるポルノ写真が発見される。
 警察はそう見るが、しかし人は、"らしくないこと"はしない
ものだ。

 弟は自力で捜査を始める。調べれば調べるほど、周囲の人々の
問題点も露わになる、まるで霧が晴れてゆくように。

 ハッピーエンディングな家庭劇で、感じがいい。だけど、読み
終わるとすぐ忘れちゃいそうなのが、(今のところ)、わたしに
とってのD・M・ディヴァインだ。なんとしよう。


     (D・M・ディヴァイン/野中千恵子 訳『兄の殺人者』
     創元推理文庫 2000初 J)


 今日は河野書店の均一台で、山口由美『箱根富士屋ホテル
物語』(小学館文庫)とエリザベス・ヘイ『ガルボ、笑う』(文春
文庫)、店内で絵はがき1枚。



呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........

by byogakudo | 2017-06-20 20:47 | 読書ノート | Comments(0)


<< やっと衣替えする      +α、いや、−αなのか >>