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猫額洞の日々

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2017年 08月 12日

蔵前まで、少々

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 写真は一昨日のハリオ。

 今日は蔵前まで、少々。朝は霧雨気味だったが、昼には
晴れて、陽が射すと、やや暑い。地下鉄・丸ノ内線は普通
だが、大江戸線が異常に寒い。地上に出ると、また陽射し
が待ち構えている。

 厩橋からテラスに降りる。目の前に大川の水が広がり、世界の
終わり、という言葉が頭に浮かぶ。
 終末の風景を見ているような気分になるのは、見ているわたし
という身体の終わりを感じるから、だろう。べつに体調が悪いわけ
でもなく、今日明日に死にそうもないが、生体はいつか確実に死ぬ。
その"いつか"を感じさせる気配、風景だったのか。

 暑いので水辺を去り、町なかをうろつく。お盆の町は静かだ。
 夏は死者の季節だから、大川端で終末を感じたのかもしれない。

 蔵前は食事したり休んだりする場所がとても少ない。浅草橋の
方へ歩いて、駅近くの大通りから一本、内側へ。佇まいがいい、
満る賀という、おそば屋さんに入ってみる。
 古本屋と食べ物屋は非オシャレ系に限る、と考えるが、今日も
それを確信した。まあ、好き好きだけれど。

 明日も出かけるので、さらっと帰る。蔵前までお昼を食べに行った
ようなものだ。



 今朝の東京新聞第4面『考える広場』に『気分はもう戦前? 今の
日本の空気』という特集が組まれて、三人に尋ねていた。
 『全否定は過去見誤る』というタイトルで、三浦瑠麗なるキラキラ
ネームな目張女(めばりめ)"国際政治学者"が語っているが、何を言って
るのだか、訳が分からない。

<人権を極端に抑圧した総動員態勢だったのは、1943年から
 45年のせいぜい2年間ほど>で、
<それ以前は、経済的に比較的恵まれ、今よりも世界的な広い
 視野を持った人を生み出せる、ある種の豊かな国家だったと
 考えて>いるそうだ、彼女は。
 大多数を占めていた貧しい階層に、三浦瑠麗の視線は届かない
のか?

<現代は当時[注:1943年~45年]のような共産主義やアナキズム
 (無政府主義)の脅威がありませんし、民主政治は成熟しました。>
__成熟してる? ほんとか?!

<あの時代のような拷問や弾圧が容認されるはずがないでしょう。
 警察官もはるかにプロ意識のある集団に育ち、抑制が利いています。>
__どういう根拠で、それを言う?

 改憲を巡る議論では、彼女にとって、左も右も否定さるべき存在みたい。
護憲派には、
<日本が戦争をしないことにしか関心がない考え方は、世界に向かって
 普遍的に説明できるものではありません。志が低い。>
__と、上から目線に叱り飛ばし、

改憲派も、
<こちらも小さい。[略]憲法九条に三項を加える「自衛隊の明文化」[略]
 では本質的な矛盾は解決しない。私は「戦力不保持」を定めた二項を
 削除すべきだと考えています。>
__そうで、これは二番手の櫻井よしこであろうか。

 検索したら、以前からメディアに顔を出していたらしい。知らなかった。
 三浦瑠麗という危険な若手女性学者



呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2017-08-12 22:00 | 雑録 | Comments(0)


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