~8月16日より続く
いやな気配を感じる場所はある。むかし住んでいた近所の
一郭は短い袋小路だったが、奥の左側の家まで行くと重苦しい、
胸苦しい気持に襲われた。区画整理があって、行き止まりが解消
されたら、その家の前に行っても何も感じなくなった。
もっとむかしに住んでいた部屋は、奥の部屋に問題があった。
町中だから隣家との間隔はせまいけれど、角部屋で窓が2面。
陽当たりもあるし、2階なので通風も悪くないのに、この四畳半
が重苦しい。入口からすぐの居間はべつに何ともないが、奥の
部屋に何かが溜まっていて、気配が消えることはなかった。
いやな感じ以上のものは惹き起こさなかったが、胸苦しさは
覚えている。
堅牢ではない日本の家屋にも物の怪は棲む。何代も建ち続ける
石造りの館に棲む何かは、もっとタフに存在を主張するのかと、
ウェイクフィールドを読みながら思う。それぐらい怪しい館の物語
が多いし、出てくるゴーストは凶暴である。足を踏み入れたひとを
狂気に追いやり、犠牲者は惨死する。
そういえば、古本屋時代の"売れ筋"の一冊が、ジョン・A・ブルッ
クス『倫敦幽霊紳士録』だったなあ...。
(H・R・ウェイクフィールド/鈴木克昌 他訳『ゴースト・ハント』
創元推理文庫 2012再 帯 J)
8月22日に続く~
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