2006年 03月 30日

「ファントマの逆襲」

 「ファントマ」シリーズ第三作「ファントマの逆襲」は伊東守男訳である。
前2冊は佐々木善郎訳、かなり感じが違う。伊東守男訳は・・・何というか、ラフさが
眼につく。新聞連載小説の俗っぽさを出そうとして こんなトーンになったのか、
それとも伊東氏がラフな性格だから自ずとこうなってしまったか。

 大昔に読み飛ばした時は別に気にしなかったけれど、時経り 小うるさいばーさん
への道を辿る昨今、読みながら時々気に障る。

   <そこで政界や、またパリで一番粋なサン・ジェルマン界隈で有名な
   プレイボーイやプレイガールの名前が大声で呼ばれると、・・・>
 P108の大夜会の場面であるが、二十世紀初頭のパリ社交界を表現するのに、70年代
めいた「プレイボーイ」「プレイガール」を用いるのは何故?

 不思議な学説?も文中に出てくる。
   <「・・・鑑識がいかに正確なものであるかは、足跡から身長を割り出せる
   ことからでも良くわかる。昨日も、長さ二百二十五ミリの足跡を採集したが、
   これに再生係数の六八四〇を掛けると一メートル五十三となる。今朝犯人を
   逮捕したが、何とそいつは一メートル五十三・二だったよ・・・」>
 この説は今でも科学的事実とされているのだろうか?

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by byogakudo | 2006-03-30 18:10 | 読書ノート | Comments(0)


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