猫額洞の日々

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2005年 07月 27日

やっぱり台風は逸れたじゃないか、

大騒ぎするから客足も鈍るじゃないかと、怒りつつ、このところ疲れ気味だから
却ってよかったかも知れない。
 
 古本情報ミステリー「古書収集十番勝負」読了。もう少し余白の感じられる
情報小説は、書くのが難しいのかしらと思う。あんまり気が合わない小説家なの
だろう。わたしはやや、文体至上主義者かなと思いながら、次の「小説入門」(中村
真一郎 光文社文庫 86初)に取掛かったら、
 「それから、また、文体をたのしむということも、小説のなかではあるのです。
これは、いろいろ、問題があるので、もしかすると、一流の大作家というのは、
文体なんか、あんまり気をつけないんで、むしろ、二流の人のほうが文体には
気をつけて書いているという、皮肉な説もありますが、ともかく、私たちが、
森鴎外の小説を読む、あるいは、石川淳の小説を読むというようなときは、
文体のおもしろさを味わわないと、かなり、魅力が減るんじゃないかと思う。」
なぞという一節にぶつかる。
 
 原本は62年刊のカッパ・ブックス。小説を読む際に「人生いかに生きるべきか」
が問題視されていた当時(あったのです、今では想像もできないでしょうが)
小説はもっと豊かでおもしろい世界であると説く、文芸読本。

 今日から猫額銅HPリンク欄に
『素人魂〜特濃魚汁〜』登場。タイトル通りお魚にまつわる話満載のブログです。
よろしく!
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by byogakudo | 2005-07-27 14:12 | 読書ノート | Comments(1)
Commented by taro at 2005-07-27 15:08 x
リンク貼っていただいた上に、紹介コメントまでいただけるなんて!
感謝感激です。
猫のブログと魚のブログのリンクというのも、なかなかオツですね。

早速遊びに行きたいところなのですが、連日の書店巡りで財政が…
入手した魚本(ぎょぼん)達を読み終える頃には、きっと何とかなっている…はずです。
近所でも なかなか行けない もどかしさ


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