2006年 04月 10日

「ウースター家の掟」開始

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 いよいよ始まった「ウースター家の掟」(P・G・ウッドハウス 国書刊行会
06初帯)である。ふと気になったが、P・G・は何の略称だろう? まさか
ピーター・ゲイブリエルなんてことはあるまいと奥付を見たら、Pelham
Grenville だった。そうでしたの。

 愚かな(愚かという徳でもある)主と賢明な召使コンビの定番であるが、
バーティー・ジーヴスものの長篇を読むのは初めてだ。

 しかし何故、文藝春秋と国書刊行会とは、ウッドハウスの本格的紹介に当って
談合しなかったのだろう? 読者数が限られているのは予測できる筈だ。
 両者で話し合って、どちらも「これがないと著作集の意味がない」と思われる
作品を等分して、それぞれ異なるウッドハウス選集を出版すれば、読者は両出版社の
本を買わざるを得なくなるのに。相手のシェアを奪うことばかり考えるのは
馬鹿げている。ふたつの出版社でリスク分担することを考えればよかったのである、
功名争いしてないで。

 小説には英国救世主党というファシスト・グループ党首が出てくる。
黒いシャツが売切れだったので、全員黒いショーツ(ひざの出る短パン)を
着用する、別名 黒ショーツ党党首には実在のモデルがいるそうで、そのモデルの
息子が現 FIA 会長であるという解説に笑った。
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by byogakudo | 2006-04-10 17:12 | 読書ノート | Comments(0)


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