2006年 04月 26日

「狐の鶏」途中

e0030187_1843427.jpg








 「狐の鶏」(日影丈吉 講談社文庫 79初)は標題作を避けながら読んでいる。
暗い農村の話が怖いので。実際読んでみれば、別の感想になるかも知れないが、
読むとしたら いちばん最後だ。
 
 台湾ものの「ねずみ」、次が馬鹿話の「王とのつきあい」が好きである。
 「ねずみ」は戦争中のエアポケットみたいな時空間に、兵隊と民間人の間に
三角関係が生じる。遠い過去の思い出風に書かれているせいなのか、どろどろした
暗い物語にならず、主人公が言葉もわからないまま、途中まで見た台湾演劇
(京劇の一種だろうか?)の舞台の印象みたいな、淡く不気味な感触が好もしい。
 「王とのつきあい」は人間詰め大蛇料理の話。とぼけてる。
[PR]

by byogakudo | 2006-04-26 18:43 | 読書ノート | Comments(0)


<< 「魔法使いの弟子」と「狐の鶏」に追加      「魔法使いの弟子」を読み始める >>