2006年 04月 29日

「香水のすべて」

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 今週入れた中でいちばん好きな本だ。右側の写真、薄くて何のことやら
判明しませんが、頁を開くと活字も写真も紺色で印刷されているところを
紹介したくて、Sに撮ってもらった。
 うまく開いた状態で撮れず、止むなく縦長にカットしましたが、
実際は四六判。左の写真は本と別冊の匂い見本集、サンプルが付いてはいるけれど、
61年刊なのでどれも同じ残り香しかない。__つまり、お線香くさく残っています。
 函写真はHP新着欄でご覧下さい。

 61年。東京オリンピックもまだで、海外旅行は夢、経済成長を始めようと
する頃の空気が本から伝わる。
 食べ物も衣服や化粧品もある程度満たされ、次のお洒落は、というところで
日本女性に香水文化を広めようと企画された本であるが、匂い見本集は、「世界
名香の会」会員になると、3ヶ月間で6種類の香水を試せますという会員募集用。
 会費 3ヶ月分¥2000(但前納)、これは今なら いくらくらいだろう? 若い
女性たちに広める前にまず美容関係者に香水の知識を授けよう、ということか?

 パリがファッションの中心で、日本製の香水なぞ皆無に等しい時代だ。懐かしい
香水が紹介されている。今でもミス・ディオールが好きだけれど、この頃から
一般に知られるようになった匂いらしい。

 ガーベラ・レッドの表紙を開けると淡いグレイの見返し、角背の四六判。近頃の
単行本は ほとんど四六判より大きくなっているけれど、もう一度四六判が見直される
時代にならないかしら? 開いて手に持ったとき、ぴったり来るサイズなのに、
写真が大きく載せられないからか、こじんまりして目立ち難いからか、スタンダード・
サイズが消えて行きそうだ。   (東逸平・杉山賢一 わせだ出版 61初函)


新着本
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by byogakudo | 2006-04-29 14:25 | 読書ノート | Comments(0)


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