2006年 05月 20日

「戦後民主主義のリハビリテーション」読了

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 1週間がかりで読んでいた。もちろん新刊書店で買った訳はなく、買取中に
あったから。
 80年代からの二十余年、ここまで酷くなってきたのかと再認識する。大塚英志が
言いたいことは一つ、「憲法理念が生かされて来なかったからって、理念が悪いの
ではない。きちんと実践して来なかったのがいけないんだ」。その通りだが、もう
取り返しのつかないところまで来てしまったような気のする、なし崩しの日本だ。
別に80年代に入ってから「自分の不利益になることは見ないことにする」態勢に
なったのではなく、昔からそうなのだけれど。

 誰かがオリンピック開催知事になりたくて、三期目に立候補するらしい。彼は一度
都知事候補として、都民に拒否された経験があるが、その時の都民はもう死に絶えた
のだろう。そんなに強者(のフリをする気が小さい男)に、帰依したい、自己同一視
したい というのが解らない。わたしはファシズム理解力がないのかも知れない。
                         (大塚英志 角川文庫 05初)

 今週は10冊ほど入れました。よろしく。
新着本
 
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by byogakudo | 2006-05-20 12:57 | 読書ノート | Comments(0)


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