猫額洞の日々

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2006年 05月 28日

本郷館写真5点と感想文2個

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 19日撮影の下宿・本郷館写真である。木造でこの大きさは圧倒的だった。
よくぞ今も現役でいてくれた。感謝。
 子供の頃 祖父が、「若い時にいた下宿が啄木も住んでいた所だった」と
話していたが、ここだったのだろうか? 啄木の下宿先も沢山あるだろうから、
祖父に詳しく聞かなかったことを悔やむ。

 「スペインの城」読了(あっ、今夜読む本が・・・!)。1点だけ、「えっ、
ただの勘違いですませるの?!」という箇所はあるけれど、感じのよいミステリ。
 主人公の若い刑事は、ドイツ近くの街へ捜査に赴くとき、車中でダレル
「アレキサンドリア四重奏」第三部を読み、次にスペインへの捜査行では第四部
「クレア」に取り組む。パリへ戻る車中で「クレア」読了。
 <たいてい。わたしは一つの事件の捜査をはじめるときに一冊の本を読み
 はじめるが、捜査がおわることには本の方も読みあげるのだった。わたしは、
 今度もまた、はたして同じだろうかといぶかった。>と、p154にある。
                       (マルク・ドロリー HPB 66初)

 「73光年の妖怪」は、50年代くらいまでのアメリカSFによくあるように、
無邪気に__と言ってすませるには問題がある__米帝(アメリカ帝国主義)
丸出しだ。でも主人公が感じよかったので、あまりうるさく言わないでおこう、
「アメリカ人の二重基準の馬鹿さ加減」を言い出すと終わらなくなるし。
 だが、宇宙人の侵略を阻止して、代わりにフロンティア宇宙を開拓しに行こうと
結ぶのは、やっぱりおめでたい馬鹿野郎である。
              (フレドリック・ブラウン 創元推理文庫 67年10刷)
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by byogakudo | 2006-05-28 13:48 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by Tomio at 2006-06-18 23:02 x
 本郷館、ほんとに懐かしい。猫額洞日記の写真はいつもしっとり。だから、余計に本郷館が昔のままに生きている。懐かしくてうれしくなりました。
 本郷館のぎしぎし音を立てる廊下に赤い消火器が置かれています。昔、その消火器の写真を撮りに行ったものだから、そこだけ色鮮やかに、今も奇妙な情景として浮かんできます。
 お爺様の下宿は、ここからは少し離れて、本郷通りを少し入ったところ、喜の床という床屋さんの二階ではないでしょうか。啄木が暮らしたとき襖が開かないよう桟に釘を打った下宿。
 本郷館、生きていてよかった。懐かしい時代に戻れました。
Commented by byogakudo at 2006-06-19 16:01
ありがとうございます。
在り続けることの豊かさ、強さに引きこまれるようなたたずまいでした。
 また、啄木下宿先のお話も、ありがとうございます。次回 本郷に行くときはぜひ訪れてみたいと思います。


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