猫額洞の日々

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2006年 05月 30日

美しい家

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 工場か何かの表札はあったけれど稼働している様子はなく、廃屋と見紛う
ばかりだが二階の窓がひとつだけ押し開かれ、風に風鈴が揺れている。屋根と
ポーチの壁面はスレートで覆われ、白いペンキ塗りの扉が閉じられている。
 二階の窓に掛けられた淡い水色の横縞カーテンがヴェニスを連想させ、扉を
叩きたい思いに駆られる。
 彼女は何と呼ばれたのだろう? どんな人々を家族として受け入れていたのだろう?
若いころの彼女を知る人々はもう生きてはいないのか? せめて彼女の伝説、噂話でも
知る人はいないものか。
 老いたる今も、彼女は美女の姿を留める。誰か彼女の名を知る者はいないのか。
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by byogakudo | 2006-05-30 14:24 | 雑録 | Comments(0)


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