2006年 06月 11日

「エラリー・クイーンの事件簿1」もうすぐ終り

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 これはエラリー・クイーンが映画のために書いた脚本を自らノヴェライズした
ものだそうで、カーチェイス・シーンや登場人物間の恋愛めいた展開等、
普通のクイーンものとは感じが異なる。派手で読みやすい。

 都筑道夫がたしか、理想の探偵小説家像として、まずクイーンの論理性
(メロドラマ性の少なさ)を挙げていたと思うが、それ故になのか、いや
それだけではなく、わたしはクイーン・ファンではなかった。これを読んでも
あまり変化なし。

 登場人物全員が時刻表を暗記しているような、あるいは昔ながらの
機械的トリックでお茶を濁す 安直なミステリは御免だけれど、キャラが立ってない
ミステリは愉しくない。
 ブラウン神父もニーロ・ウルフもミス・マープルもマローン・ファミリー?も、
それぞれ顔が想像できるし、彼等を取り巻く状況も思い浮かべられる。
 ところが、エラリー・クイーンを読んでいると、どうにもエラリーの風貌が
浮かばない。顔を想像すると、なんだか いつも のっぺらぼう。困るのです。
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by byogakudo | 2006-06-11 14:20 | 読書ノート | Comments(0)


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