猫額洞の日々

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2006年 06月 12日

「エラリー・クイーンの事件簿1」から吉屋信子へ

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 「事件簿1」の「ペントハウスの謎」で、エラリー・クイーンは雇う破目に
陥った女秘書にそそのかされて、事務所を構えることになる。

 能率よくと 女秘書は言うのだけれど、Bertillon式犯人識別法の記事は、決して
ファイル・キャビネットのBの項目では見つからない。なぜなら、彼女の分類法に
よれば、それは Identification(確認)中のCriminal に属するのだから、Iの部のC項を
探すのが当然でしょ!と 解説され、クイーンがうんざりするエピソードがある。

 わたしが探偵小説に求めるのは、たとえば こういった感じであって、この手の
すきま話がなくて、何のためにミステリを読むんだ?ということになる。
                (エラリー・クイーン 創元推理文庫 80年28刷)

 ところで、昨日から今日の写真は、鈴木博美さんのブログでも紹介された
角筈の集合住宅にある給水塔です。Sが先日行ってみたら、集合住宅は建替え準備
なのか、フェンスで取り巻かれていた。住人が丹精していたお庭は消え、今度できる
住宅には、駐車場しか取れなくなるのだろう。エレヴェーターでの死亡事故くらいでは
高層ビル化の趨勢に変化は生じないだろうし。

 一昨夜から「女人 吉屋信子」(吉武輝子 文春文庫 86初帯)を読んでいる。
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by byogakudo | 2006-06-12 17:34 | 読書ノート | Comments(0)


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