猫額洞の日々

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2006年 06月 14日

昨日の続き

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 写真は、住人が立ち去ったあとの角筈集合住宅。

 昨日届いた文庫本中に「ねじの回転」上下(恩田陸 集英社文庫 06再帯)を
見つけたときは驚いた。J写真に、宇治晶氏の煙となって消え行く彫像作品が
使われている。上巻はタイトルと著者名が右側に、下巻は左側にレイアウト
されている。平積みすると文字部分が中央、写真が両端になる。目立った
だろうなと、新刊書店光景が目に浮かんだ。

 昨夜は結局、候補外の「ゴーストなんかこわくない」(ロン・グーラート 扶桑社
06初帯)を読み始める。カジュアルなオカルト探偵 マックス・カーニー・シリーズ
だそうである。62~69年のカリフォルニアが背景だから、出てくる超常現象も
妖怪博士ジョン・サイレンスや幽霊探偵カーナッキに相談するには及ばない?
軽くて時には珍妙なオカルト問題ばかりと、前書きにある。
 数篇読んだところ。ちょっとミステリ版ラファティみたいな、とぼけた感触だ。

 「女人 吉屋信子」(吉武輝子 文春文庫 86初帯)は読了。p256を少し孫引きしたい。
昭和16(41)年、文部省から出された「戦時家庭教育要項」全五巻には、

<家に最も本質的であることは、親は本、子は末、
               夫は本、婦は末であること。而して
               父は本、母は末である・・・(中略)・・・。>

<・・(我国の家にあっては)・・父母は尊く、児子は卑しく、
               夫は尊く、妻は卑しく、
               兄は尊く、弟は卑しく、家庭生活の根本的規範が
立つている。中にも父として夫として一家の長は最上位に位する。>

 いまでもこれに憧れる 満たされなかった幼児期を持つマザコン野郎どもには
事欠かない。ファシズムはマザコンどもの産物であると、一気に飛躍しそう。
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by byogakudo | 2006-06-14 13:26 | 読書ノート | Comments(0)


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