猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2006年 06月 20日

じまん話

e0030187_1355158.jpg












 古本屋なら当然やることだけれど、でも今までコツが掴めなかったのが
できるようになったので、やっぱり自慢したくなる。本の函をグラシン紙で
覆うときの秘訣?です。

 函ヤケがいやなので本と同じく函もグラシン紙で覆う。その際、ぶかぶか
するのを嫌っていつも函本体にスティックのりで糊付していたが、ある日
お客さまから訊ねられた、
「函に糊を付けずに、しかも弛みなくラップできないか?」

 函を覆う度にあれこれ考えてやってみた。まず、函の内側に折り曲げて入れる
部分の糊付を止める。これは充分な長さを取れば、本の出し入れのとき少し
ぶかつくけれど許容範囲だ。あとで上から函を押さえれば落着く。

 天地の糊付廃止は、やってみれば簡単。天も地も紙が二重になるが、その接点の
三角形のところにだけ糊を付け、下の紙にくっつける。その間、片手で函のヒラを
しっかり押さえて紙が動かないようにする。これがコツでした。

 次に下の紙にたっぷり糊を付け、上側の紙を押さえつけるように くっつける。
そして紙を内側に折り曲げるが、ここでもう一つポイントがある。

 天地ともに二重になったまま折り曲げて入れ込むと、函の中で厚くなる。
そこで、地は重なった内側の紙を切り取り、天は外側の紙を切って、折り込む。
 重なった内側の紙を切るときは、まず折り目をつけ、函のヒラの部分に少し
進入して切ると、らくです。

 何故 地は内側、天は外側の紙を切るかというと、逆にすると本体の出し入れの際、
カットした紙の端がすれて破れやすいから。

 厚い函も薄い函もできるようになった。本を出し入れすると空気を含んで
函のグラシン紙が浮き気味になるが、手で押さえると平べったくなる。
 試してないのは筒函というのか、トンネル函と呼ばれるのか解らないが、
本を入れると小口部分が覆われない函だ。
 原理は一緒でも押さえ込む力の塩梅がうまく行くかどうか、不明。
[PR]

by byogakudo | 2006-06-20 13:06 | 雑録 | Comments(0)


<< 「花崗岩の街」(COLD GR...      「ながい眠り」読了 >>