猫額洞の日々

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2006年 06月 22日

「花崗岩の街」もう少々

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 雨が降らなければ雪になるアバディーン(地方都市って感じだ。グラスゴー
出身の敏腕新聞記者からは田舎扱い)。まだ一日として晴れた日がない。
もしかしたらハッピーエンディングのその日のために、晴れ間を取ってあるのかも
知れない。

 主人公は病み上がりの部長刑事。犯人を取り押さえようとして腹を刺され、
一年の休職後、復帰した途端、連続幼児誘拐殺人事件を担当する破目になる。

 彼の新しい上司がおかしいキャラだ。上司のポケットからは、まるで魔法の
ポケットみたいに、いつもジャンクなお菓子が出てくる。グミ・キャンディーや
鼠の糞みたいと主人公が手を伸ばさなかったチョコレート・レーズンやら。
 他の警官たちも、キットカットを仲間に勧めたり、アバディーン警察は
甘党揃いかと思われるが、全員 酒呑みでもある。全員 成人病予備軍であるに
違いない。

 また体力の凄いこと。子供の死体が発見されると、いくら防水加工してある
とはいえ、豪雨の中、コートを着て遺留物発見に徹夜したり、寒風の中で
凍えながら見張りしたり、それなのにまだ誰も風邪を引いていない。
 アバディーンっ子はみんな、寒さに強いのだろうか?

 こんなに雨ばかりの土地だと、古本屋は営業できないんじゃないかと考える。
<パブ、教会、雨__三つとも。アバディーンにはやたら多い。>らしい。
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by byogakudo | 2006-06-22 16:05 | 読書ノート | Comments(0)


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