猫額洞の日々

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2006年 07月 03日

プロフェッショナル

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 電話があって在庫確認されてからいらしたお客さま。ある年齢以上と
お見受けして、早速 聞き取り調査?にかかる。いつか昭和22年の新宿二幸と
食のデパート・聚落の謎が解ける日がくるかも知れない。

 彼は昭和22年、いまの新宿高校に通っていらしたという。当時の旧制5中か6中、
米兵目当てのパンパンガールの群を縫っての通学だったそうである。

 結論をいえば、二幸の並びは例の尾津組マーケットで占拠された通りで、
何でも売ってる闇市の中、二幸も食品だけでなく、売れるものなら何でも売る筈で、
従って本も売られていておかしくないということだ。
 聚落の曵家工法については、彼もまたご記憶されてない。ビル1個がしずしずと
曵かれて行くシーンを、誰も記憶してないなんて・・・彼のお父さまがご存命なら、
新宿界隈に詳しくて、お答え頂けたかも知れないそうである。残念、今回も空振り。

 お客さまは、古書展示即売会歴40年と仰る。こんな方の前で、わたしは古本屋です
なぞと称してよいものか、悩む。
 昔は各地の古書展にも行かれていたが、さすがに今では、神田・高円寺・五反田
古書会館だけだそうで、それでも毎週 午前中の列に並ばれる・・・! ますます
肩身が狭い。古書展だけでなく、街の古本屋にもこうしてお出かけになる。
 彼はもしかして、「ああ、あの方ね」と古本屋なら誰でも知ってる
プロフェッショナル・お客さまでは あるまいか。
 また、お話を伺えるといいな。
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by byogakudo | 2006-07-03 15:49 | 雑録 | Comments(0)


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