2006年 07月 10日

「山荘綺談」読了

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 終り近くになって、やっとイギリスが舞台なのに気付く。シャーリー・ジャクスンは
アメリカ人だから、てっきりニュー・イングランドあたりが舞台だと思い込んで
ずっと読み進んできた。いまさら山荘に至る途中の風景をロンドン郊外に変換するのは
難しい。登場人物をイギリス人に国籍変更させるのも困難である。
 しまったなあ。

 ただ、最初に刊行された70年代に読んでいれば、もっと面白がれたのじゃないか
という気はする。いま読むと、ヒロインがあんまり頭と心が弱くて、被害者・生贄に
なるしか存在理由がないキャラクターであることなど、感心しない。サスペンスの
盛上げ方は上手くて、決してつまらない怪奇小説ではない、悪くないと思う。
 アメリカとイギリスの風景を勘違いして読んだ わたし自身の責任がかなりある。
                 (シャーリー・ジャクスン ハヤカワ文庫 87再)

 たしかシャーリー・ジャクスンだった筈だ。子持ちの主婦(夫はいたか いないか
忘れた)が運転免許を取ろうとしてドタバタするコミカルな話を読んだ記憶がある
けれど、何という題名だか、ほんとにジャクスンだったか、どなたかご存知の方、
いらっしゃいませんか?
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by byogakudo | 2006-07-10 13:35 | 読書ノート | Comments(0)


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