猫額洞の日々

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2006年 08月 14日

枕頭の書

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 古本屋を始めてから規則正しい生活になった。やや夜型ではあっても、0amには
横になる。本をだらだら読んでいたいから。

 寝る前にはできるだけ一日のいやなことは忘れよう、考えて処理できる範囲で
なければ気に病むだけ無駄であると、建設的に考えはするけれどいやな味が頭に
こびりつき心がざわつくとき、かつては窓や扉の小型写真集を手にしていた。
だが近頃では鎮静効果だけでは頭が休まらなくなったようで、あまり効かない。

 ある夜、もう一度横になる直前の段階、机の前に坐って、「中島らも烈伝」を
取り上げパラパラ読み出した。とても効く。ヘヴィーな内容ではあるけれど、それ故に
魂が__わたしに魂はあるのか? 神経ならあるが。__浄化され、静かに眠りに
つけた。
 昨夜も試みる。苛烈で清潔な本だと思う。あとには静けさが漂い、落着いて眠りを待った。
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by byogakudo | 2006-08-14 12:44 | 読書ノート | Comments(0)


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