2006年 08月 19日

「皮膚の下の頭蓋骨」読了

e0030187_1523069.jpg













 (熱いので敢て暑苦しい写真にしました。__頭韻を踏んでみたが、日本語では
あまり効果が出ないとわかる・・・。)

 P.D.ジェイムズ「皮膚の下の頭蓋骨」(ハヤカワ・ミステリ文庫 87初帯)、やっと
読了。ヒロインや女性の登場人物にフェミニズム風言辞が見受けられるが、むしろ
カトリック的ミステリと読むべきだろう。悪に対峙する無垢の乙女、の印象がある。
 しかし、これが男の主人公だったら、絶対的な悪意を前にして、以前のままの
無垢は保てないだろうなと、妙な納得をする。女は何てったって丈夫だ・・・。

 原作発表は80年頃と思われる。ポスト・モダーン期に、周囲から孤立した島に建つ   ヴィクトリア朝の館を背景にした殺人事件が描けるのは、ひとえに古い建物やものが
使用可能な状態で残されているから。心底うらやましい。

 今週は多めにアップしました。よろしく。
 新着本
[PR]

by byogakudo | 2006-08-19 15:02 | 読書ノート | Comments(0)


<< 「鮮血の音符」途中      「私眼抄」 >>