猫額洞の日々

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2006年 08月 28日

「深沢七郎の滅亡対談」途中

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 土俗的/土着的/呪術的なものがどうにも苦手なので、深沢七郎もその種のひと
であろうと思ってきた。誤解だ。70年代のフィーチュアのされ方が何だか好きに
なれなくて敬遠してきたこともあるけれど、対談集とはいえ、初めて読む。

 むしろモダーンなひとではないか。変だけど。この「変だけど」の留保条件が
誤解のもとかも知れない。
 いろいろな対談相手から「結婚しないんですか」と訊かれて
「二十二、三の頃に人類を殖したくないから、結婚しないと決めた」と答えている。
少子化の現在では不思議でなくとも、当時は充分に変だっただろう。(これを変と
認めると、中学生のとき、「人類が延々と続くのはいけないことだから、子供を
持つべきじゃない」という啓示に打たれて以来、実行してきたわたしなぞも変の
部類に入れなくてはならなくなるから、変ではないことにしたい。)

 対談相手のジャンル別?に分かれているが、編年体で読み直すと、日本の変り方・
変らなさが読み取れるかも解らない。
                   (深沢七郎 ちくま文庫 93初帯)

 PS 新着欄に文庫本3点追加しました。「『ジュールとジム』ありますよ、
お客さん」なんて、言ってみたい気分なのですが・・・。
 新着本
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by byogakudo | 2006-08-28 13:03 | 読書ノート | Comments(0)


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