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まだまだ終わらないPC不調期。頭が占拠されないうちに、読書ノートを
書いておこう。
長谷川伸のエッセイ集は「生きている小説」(中公文庫 90初帯)。美談が
目につき、止めようかと思うが、ときおり好みの話を見つける。
明治末から大正頃にアメリカに渡った勲章ものの勇士が、体当たりで
英語を覚える話である。p54より:
< 彼は正則な会話はできないが、港街サンフランシスコの通用語をかなり
おぼえた。ホワット・ユー・ウォントを「お茶碗」とおぼえ、サクラメント
というとき「桜丸」(サックラマル)といった。東部のコネチカットを
「かなてこ」といっても、十分に通用することを知った・・・(以下略)>
「かなてこ」は本当は漢字書き、「かな」は金編に夷、「てこ」は
「梃」だ。
さて、当ブログに明日はあるのかな?