2006年 10月 06日

それでも出かける

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 5分置きに窓を開けて雨風の強さを確かめるのに焦れて、1時半過ぎに
外出決行。ふだんより遅く、2時を回って神保町着。さすがに人は少ないが
棚に隙間があるのは、午前中、雨にも風にも負けない亡者たちが押し寄せた跡
であろう。

 明日もあるから適宜購入という予定が、つい、つい、絵葉書の棚前に立って
しまった。うちでは売れないと解っているのに。

 建替え前の古書会館で買いそびれた絵葉書の亡霊がちらついたせいだ。元は
モノクロームだったかも知れないセピア色の月下美人・絵葉書だった。同じく
セピア化したインクの文字がうまく配置されていて、しばらく手から
離せなかった。
 しかし、絵葉書1枚に500円・・・と、当時の素人はためらい、手放した。
いまでも素人ベースだから、自分のためにアネモネの着色写真絵葉書を買う。
なんというか、野中ユリ装釘の瀧口修造本みたいな絵葉書。

 昨夜は「芥子の花 金春屋ゴメス」(西條奈加 新潮社 06初帯)を読み、今朝から
マージェリー・アリンガム「陶人形の幻影」(論創社 05初帯)にかかる。
 21世紀の日本から独立して存在する「江戸」国を舞台にした青春ミステリ
「ゴメス」第2作、今回は阿片密造問題。相変わらずさわやかだ。この分では
第3作も書き継がれるだろう。
 アリンガムはまだ導入部。早く帰って読もう。
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by byogakudo | 2006-10-06 19:17 | 雑録 | Comments(0)


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