2006年 10月 21日

「アプルビイズ・エンド」読了

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(写真はクリックすると拡大します。)

 一昨日の間違いを訂正。朝食だと思っていたら__だって、ゆで卵に紅茶
だから、てっきり朝ご飯だと思った。__やっと屋敷にたどり着いて遅い
夕食の場面であった。つまり、それくらい財政逼迫のお屋敷だったという訳。

 一族の先祖(ウィルキー・コリンズ張りの有名大衆小説家)が書いた
小説そっくりな事件が続いた理由も解明され、雪中行軍にも拘らず令嬢は
風邪を引くどころか、アプルビイ警部と婚約の運びになる。めでたし、
であるが、途中で(主人公のアプルビイ警部でなく)地方警察の警官が
シャーロック・ホームズ風推理展開を見せるのも悪くない趣向であるし、
サゲも考えてあるのに・・・どこかでミスした作品だと思う。失速するのだ。
 それまで軽快に、ぶんがく的おしゃべりや変人オンパレードで、愉しく
読んできたのが、最終的にキレ悪く終わる。メタ・ミステリになり損なった
探偵小説、と言ってしまってよいのか?
                  (マイケル・イネス 論創社 05初帯)

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by byogakudo | 2006-10-21 12:19 | 読書ノート | Comments(0)


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