猫額洞の日々

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2006年 12月 05日

「十字街」読了

 寒いです。大晦日から始まる寒い冬のパリが舞台の「十字街」(久生十蘭
朝日文芸文庫 94初帯)読了。妙に暗い熱気にあおられるような読後感。

 スタヴィスキー事件の解説部分は、複雑怪奇で、一読、よくわからない。
闇に葬られたことだけ解る。やたらと関係者が事故をよそおって暗殺される。
一日二日前の、住基ネットに違憲判断を下した裁判官が自殺したという
新聞記事を読んでも、これも自殺をよそおった暗殺ではなかろうかと疑う。
そういう影響力を発揮する本だ。

 また「魔都」が読みたくなる。売るんじゃなかったな。仕方ないけれど。

 ついに店内の暖房を入れる。足下だけ暖めるのでは足りなくなった。
冬__年々歳々苦手になる季節だ。みなさまも体調管理にお気をつけ下さい。
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by byogakudo | 2006-12-05 16:39 | 読書ノート | Comments(0)


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