猫額洞の日々

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2007年 01月 22日

「抜き射ち刑事」読了

 やっと、やっと、読み終わる。修行のような読書もあるのさ。途中で
投げたってかまわないのに、なぜ粘るのか、自分でもよくわからない。

 主人公・竜崎三四郎はお酒が呑めない代わりに珈琲中毒だ。ごひいきの
喫茶店、江古田のリラまでマゼラッティを飛ばして呑みに行く。
(三四郎は日本有数の大財閥の御曹司にして警察庁勤務、という設定です。
いま城戸禮、この世に在りせば、「セレブ刑事」シリーズを書いていたかも
知れない? 話がそれるが、celebの日本語訳は何故、「有名人」ではなく
「お金持ち」ってことになったのだろう。)

 一喫茶店につき、珈琲3杯、キリマンジャロ、マンデリン、モカの順に
呑む、酸味系の珈琲好き、竜崎三四郎である。

 「軍団」に「マゼラッティ」に「サファリスタイル」とあるので、初出は
70年代かしらと思っていたら、終りの方、p376に
<「ふーん、彼奴に結婚話とは驚いたよ。まさに平成の大事件だな、
 これは」>という台詞が出現。驚いたのはわたしの方だ。89年以降に
書かれた作品だった。
                (城戸禮 双葉文庫 90初)
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by byogakudo | 2007-01-22 14:02 | 読書ノート | Comments(0)


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