2007年 02月 13日

「わたしの修行時代」途中

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 コレット自伝だ。なかなか面白いけれど、別れた旦那・ウィリー氏に
興味を惹かれる。
 書かない作家、何人ものゴーストライターを抱えて、彼らに書かせるだけ。
妻・コレットも彼のゴーストの一人。
[コレットは結婚後ゴーストになると、2月14日に訂正。]

 彼が決して書かないことに関して、コレットはあれこれ推測するが、編集者・
プロデューサー型なのだろう。流行りものに対するセンスや、広く浅い知識、
とても今風だ。
 もしウィリー氏、現代に在りせば、別にゴーストライターを使ってウィリー
名義で小説や音楽評論を書かなくとも、ウィリー・センスの本の出版者として、
セレクターとしての地位を得て、世に時めいたのではないだろうか。

 ベル・エポック期の大衆社会規模がわからないが、新聞や雑誌に書きまくり、
社交界に顔を出し、これではウォホールの先祖みたいだ。
 ゴースツの顔ぶれの方が、結局、彼より残っているのがウォホールとの違いか。
コレット他の小説家が「アトリエではたらいていたころ・・・」と回想するのは、
まるで「ファクトリーにいたころ」みたい。
               (コレット ちくま文庫 06初)

2月14日に続く~
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by byogakudo | 2007-02-13 13:45 | 読書ノート | Comments(0)


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