猫額洞の日々

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2007年 02月 25日

(1)『日本下宿屋文学選集』の試み

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 本を持ち帰るのを忘れた。いやだけど本箱を開く。キャットニップも同じ所に
入っていて、白猫のマロがうるさく騒ぐ。だから滅多に開けない。

 大きな鳴き声に負けずに取り出したのが、山田風太郎「誰にもできる殺人」
(廣済堂文庫 96初)。もちろん再読だ。明治ものは好きだが、戦後風俗ミステリは
あまり面白いとは思えない。すっかり忘れているから、いいの。

 読みながら、むかし、誰か『日本下宿屋文学選集』を編集してくれないかと
考えていたのを思い出した。別にミステリだけでなく、下宿屋やアパートを
舞台にした小説の集成である。

 プロレタリア小説なぞに候補作がありそうだが、その方面には暗い。
思いつくのは、宇野浩二「夢みる部屋」をまず入れて、やっぱり乱歩と横溝正史も
ひとつずつ、何かマイナーなものを選んで。他に誰がいいだろう。
 頭にあったのは種村季弘編集の谷崎潤一郎・怪奇短編集、ええと、ちくま文庫の、
なんてタイトルだったかしら、あれです。そう、「美食倶楽部」。

 1冊にまとめるには、もう一つ芯になる観点が必要だ。それを発見していない。
妄想と孤独かなあ? 誰か考えてください。

2月26日に続く~
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by byogakudo | 2007-02-25 13:05 | 読書ノート | Comments(0)


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