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Just Like Honey
When It Rains
~2月26日より続く
昨日は途中で終わってしまった。短篇集にならないことに、やっと気づいて。
「夢みる部屋」も「誰にもできる殺人」も、中編以上である。これでは分冊式の
文庫選集になってしまう。こまった。
「誰にもできる殺人」は連作短篇集だから1章だけ抜き出す方法もなくはないが、
ロンド形式の技巧的な作品なので、もったいなくて、そんなことできない。
乱歩の候補作を思いついたが、タイトルが思い出せない。エーベルス
(エーヴェルス?)のいただきだけれど、あるビルの部屋の住人が次々に転落死
する話である。目羅博士ものだったか。
30年代の都会の、夜のビル街の描写がうつくしかった。
かくて、『日本下宿屋文学選集』の試みは潰えたのです。
(1)『下宿屋文学』
(2)『下宿屋文学』
(3)『下宿屋文学』