2007年 02月 27日

『下宿屋文学』挫折す

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Just Like Honey

When It Rains

 昨日は途中で終わってしまった。短篇集にならないことに、やっと気づいて。
「夢みる部屋」も「誰にもできる殺人」も、中編以上である。これでは分冊式の
文庫選集になってしまう。こまった。

 「誰にもできる殺人」は連作短篇集だから1章だけ抜き出す方法もなくはないが、
ロンド形式の技巧的な作品なので、もったいなくて、そんなことできない。

 乱歩の候補作を思いついたが、タイトルが思い出せない。エーベルス
(エーヴェルス?)のいただきだけれど、あるビルの部屋の住人が次々に転落死
する話である。目羅博士ものだったか。
 30年代の都会の、夜のビル街の描写がうつくしかった。

 かくて、『日本下宿屋文学選集』の試みは潰えたのです。
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by byogakudo | 2007-02-27 12:30 | 読書ノート | Comments(0)


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