2007年 03月 06日

「死のチェックメイト」読了

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 アトリエ風景から始まりアトリエでの謎解きに終わった「死のチェックメイト」
(E.C.R.ロラック 長崎出版 07初帯)、悪くなかった。他の作品も読んでみたい。

 会話も話の進行もきびきびしていて愉しめた。でも何といっても開幕シーンが
印象的だ。間に薄暗がりをはさんだライティング、真紅の枢機卿の衣装、ときどき
台所から顔を出す姉の黒いスキーウェア姿(防寒用である。頸には紅いスカーフ)。
 
 戦争中のロンドンにも、戦争が終わったら再開発ブームが来ると当込んで、
土地を買いあさる連中がいたり、空襲を避けて田舎に越してはみたものの、やはり
田舎住まいに耐えられなくて戻ってくる等、風俗も面白い。いい小説家だ。

 さて、お師匠さんに又faxしなくては。3冊読んでしまったが、今夜も大丈夫。
先週買っておいたニコラス・ブレイク(だったっけ?)がある。

 新宿にお使いがあってバスで大急ぎ往復したら、なんとなく疲れている。例の
せかせか歩きのせいだ。舗道のすきまに咲く雑草を見ては、「サムの息子」を
思い出す。
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by byogakudo | 2007-03-06 13:17 | 読書ノート | Comments(0)


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