猫額洞の日々

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2007年 03月 07日

今夜はノックス

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 faxする前に、お師匠さんがいらっしゃる。ポケットにロナルド・A・ノックス
をしのばせて。

 堰を切ったかのように3冊分の感想を開陳した(店内にふたりきりです)。
森見登美彦の三階建電車型住宅の件で止まったと申上げると、お師匠さんも同じ
だと仰る。
 言語表現としては、明らかに無理だ。ヴィデオゲームの原作として読むしか
ないと自説を申上げる。

 「死のチェックメイト」冒頭の素晴らしさについては、お師匠さん曰く
 「平面図を添えてもらいたかったな」。全くだ。もっと愉しめるのに。
 むかし朝日文庫から出ていたのだったか、小説に出てくる家屋敷の平面図や
パースを想像して描く上下卷があったけれど、当時このミステリの翻訳があれば
絶対、収録されただろう。
 ロラックはこの後、他の出版社からもう1冊訳されるそうだ。喜ばしい。
クリスティがほとんど全作、日本語で読めるのなら、ロラックやセイヤーズも
そうあるべきではないか。

 ミルワード・ケネディは、せめて簡単な作品解題なり、作者についての説明が
欲しいところだが、
 「この出版社は、いつ何が出るのか、ちっとも解らないんだよ」ということ
なので、本文終了とともに、いきなり奥付になるのも仕方ないようだ。
 もう少し親切な売り方をした方が売行きもよくなりそうなものを。

 昨夜からニコラス・ブレイク「メリー・ウィドウの航海」(HPB 60初)を読んで
いるが、中止してノックス「kou門の足跡」だ。幸いにもまだ殺人は起きてなく、
あちこちトラブルの前兆が描かれているだけなので、中断しても覚えていられる
だろう。たぶん。
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by byogakudo | 2007-03-07 13:37 | 読書ノート | Comments(0)


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