猫額洞の日々

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2007年 04月 05日

「上海コレクション」ほぼ読了

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 昨夜はおとなしく「上海コレクション」から横光利一の残り他を読む。
あと3篇残っているが、どうする? 久しぶりにいらしたお客さまから
新刊本も頂いてるし__
 「あんたの好みじゃないよ」と釘を刺してから下さった「守護天使」
(上村佑 宝島社 07初帯)、宝島社主催の「第2回日本ラブストーリー大賞」
受賞作である。たぶん悪口を書くことだろう・・・、読む前から言っては
いけません。

 「上海コレクション」序文によれば「世界で一番上海を語りたがる」のは
日本人だそうだ。
 上海は身近な異国でしかも当時のバビロンである。同じ東洋人が、やや
優越感をもちながら身勝手なエキゾティシズムを見出すのは滑稽といえば滑稽、
醜いといわれればそうではあるが、マイナス記号をもつ何かへの憧れは、いつの
時代にも存在する。「植民地主義者」のひとことで片付けられる問題でもない
だろう。
 見る者はいつだって見られる者に転換されうるのだと自覚し続けること__
言い訳としては、これしか思いつかないけれど。

     (平野純編 ちくま文庫 91初帯)
     
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by byogakudo | 2007-04-05 14:06 | 読書ノート | Comments(0)


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