2007年 05月 12日

「人生エンマ帳」読了

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 (写真はクリックすると拡大します。なお、昨日のブログに写真を
追加いたしましたので、ご用とお急ぎでない方、ご覧ください。とても
好きな写真なので、じつは見ていただきたい。)

 しっかり読んだつもりだけれど猫の話は、似たようなメモが最後に
出て来ただけ。無念である。
 でも、ご紹介。5月10日の続きを少々、
< 先に猫に教えられた私は、藤森氏の保証によって、自分の絵、必ずしも
 捨てたものでないと思うようになった。唯の藤森氏なら私の絵を買った
 ところで何のこともない。しかし「渡辺華山」の著者としての藤森成吉氏
 は常人と違う。猫と一緒にしては失敬だが、私の絵を認めてくれたのは、
 第一に猫、第二に藤森成吉氏である。第三も猫で、これは覚え書きの中に
 書いてある。>(p58)

 覚え書きにある第三の猫の話とは、蛙の絵をよく描く話から始まる。
<(中略)蛙の絵には快心なことがある。次弟が私の蛙を小学校の同窓の
 お婆さんに進呈した。間もなく手紙がきた。
  「あの蛙の絵に猫が飛びつきました。よほどよく出来ていると見えます。
 このことを兄さんにお知らせ下さい。」
  とあったそうだ。何のことはない。応挙あたりにもそういう話が
 残っている。>(p234) 

 猫の話だけでなく、小野佐世男や、森茉莉の母の娘時代のことなど
出て来る。引用が長くなるので、また明日、ご紹介したい。
     (佐々木邦 東都書房 63初函) 

 今週の新着欄です、よろしく。
  新着欄
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by byogakudo | 2007-05-12 13:06 | 読書ノート | Comments(0)


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