猫額洞の日々

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2007年 06月 19日

「古本通」ほとんど読了

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 中学の友人にもらった段ボール箱から次に読むミステリを取りだして
準備していたのに、ふと、同じ箱から「古本通 市場・探索・蔵書の魅力」
(樽見博 平凡社新書 06再帯)を引出し、読み始める。

 ところで彼がくれる本は新刊本が多いとは言え、どうしてこんなに清潔
(きれい)なんだろう? 白い手袋をはめて、周りには飲み物も置かないで
読んでいる友人の姿が目に浮かび、古本屋の指先の汚さを恥ずかしく思う。
わりと洗っている方なのに、PCの白いキーボードはいつもグレイ。

 「古本通」は、さすがに大体わかる話が多いけれど__気がついたらもう
古本屋生活7年目に入っていた__、第四章『古本探索の楽しさ』が愉しい。
 再販本の装幀や改訂変更の話から、花田清輝の本を装幀した上野省策という、
文学事典にも戦後の美術史にも名前が出て来ない画家を探求して行く辺り、
サスペンスフルである。病膏肓とも言えるだろうが、古本の愉しさはここでは
ないか。

 ただ、古本関係の本は、読むといつもメゲるのが難点だ。たんに狭い範囲で
読んでいるのが好きなだけの我が身を、いつも認めることになる。フェイク・
古本屋かあ。
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by byogakudo | 2007-06-19 14:43 | 読書ノート | Comments(0)


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